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口腔粘膜疾患

口の中の軟組織に発生する病変が、

 

       「口腔粘膜疾患」です

 

発症と症状

口腔粘膜疾患には、口の中に限局するもの、皮膚疾患と関連するもの、

全身疾患の一症状としてあらわれるものなど、さまざまな種類があります。また、

同じ疾患でも病変の形態、色が多種多様なことが多く、発生原因を特定できないことがあります。

粘膜疾患の中には、まれに悪性転化して癌化するものもあるので、日ごろから

自分の口の中の状態をよく観察しておくことが大切です。

もし、何か変化を見つけたら歯科医師に相談しましょう。

 

口腔粘膜疾患の症状と対処

 

 

◎口の中に白斑を特徴とする症状があらわれた

 

 

白  板  症 

【症状】

自覚症状に乏しい歯肉・舌などに好発するやや隆起した板状あるいは点状の

白色変化。周囲粘膜との境界は明瞭なものが多く、発赤や潰瘍をともなう場合も

あります。ガーゼで拭いても取れません。

【原因】

合わない入歯などの慢性刺激によることが多いようです。

【発症の特徴】

40〜70歳の中高年者で女性より男性にやや多く発症します。

【治療】

「前癌病変」の一つとされるので、高次機関で精密検査を受けましょう。

 

口腔カンジダ症

【症状】

口腔粘膜に広く発現し、ガーゼなどで容易に除去できるクリーム状の白苔症状。

その多くはヒリヒリした痛みがあります。

【原因】

常在菌であるカンジタ菌という真菌による感染症です。

【発症の特徴】

カンジタ菌は常に口の中にある最近で、老人、乳幼児、妊婦など抵抗力の弱い人

、抗生物質、抗癌剤などの投与を受けている人に多く発症します。

【治療】

基礎疾患の改善と口腔内の徹底した清掃を行います。

 

 

◎口の中に褐色斑を特徴とする症状があらわれた

 

 

 色素性母斑

【症状】

口蓋や下顎の歯肉に多く発現する円形もしくは類円形の褐色斑です。多くは境界

が明瞭にやや隆起し、大きさは約15mm前後が通常です。

自覚症状はありません。

【原因】

詳しくは不明ですが、メラニン色素形成異常と考えられます。

【発症の特徴】

20〜30歳の女性にやや多くみられます。

【治療】

経過をみますが、悪性転化の予防のためには切除すべきです。

 

血 腫

【症状】

いわゆる血豆で、新しいものは鮮紅色で、時間の経過とともに褐色から黒色に変化していきます。境界は明瞭で、接触痛をともないます。

【原因】

口腔粘膜をかんだり、食べ物で傷つけるなどの外傷や出血性疾患により粘膜下

に出血が起こり貯留したものです。

【治療】

自然に消退します。

 

 

◎口の中や周囲に水泡・潰瘍を特徴とする

  症状があらわれた

 

 

ヘルペス性歯肉口内炎

【症状】

約7日間の潜伏期に全身の倦怠感、発熱(38〜40度)が生じた後に口腔粘膜

全体が発赤します。歯肉は腫れ小さな水泡が出現しますが、すぐに潰れてアフタ

性潰瘍になります。接触痛をともないます。

【原因)

単純疱疹ウイルスによる感染症です。

【発症の特徴】

乳幼児に多くみられ、成人では口唇ヘルペスと呼びます。

【治療】

安静を保ち、口腔内の清掃と消毒を行います。

 

帯状疱疹

【症状】

4〜5日間の前駆期に微熱をともなう、神経痛のような激痛が三叉神経の一つの領域に生じます。その後、浮腫性紅斑が出現し、多発性の小水疱が形成されます。

【原因】

水痘で感染した水痘・帯状疱疹ウイルスによる再帰感染です。

【発症の特徴】

罹患神経の支配領域に限定し、まれに口腔内、舌にも発症します。高齢者では

帯状疱疹後に神経痛になることが多くあります。

【治療】

発症後約3週間で治癒します。早期の抗ウイルス薬の投与が望まれます。

 

 

◎頬粘膜にレース模様と紅斑とびらんを特徴とする

  症状があらわれた

 

 

扁平苔癬

【症状】

1〜2mm幅の白色の線条が認められ、多くはレース状、網目状に、線条の周囲

粘膜は発赤やびらんがあらわれます。刺激痛を訴えることもありますが、自覚症状のない場合が多く、慢性化の傾向があります。

【原因】

C型肝炎ウイルスとの関連が報告されていますが、不明です。

【発症の特徴】

80%以上が頬粘膜にみられ、40〜50歳代の中高年の女性に多く見られます。

皮膚にも病変が認めることもあります。

【治療】

治療が難しい疾患ですが、ステロイド軟膏塗布、徹底した歯石除去やブラッシングなどによる口腔内の環境改善が有効です。

 

義歯性口内炎

【症状】

義歯床下の粘膜に見られる発赤やびらんの症状で、ヒリヒリした痛みをともないます。

【原因】

眠る時にも義歯を入れたままにしている場合や、義歯の清掃状態が悪い場合に

発現します。

【発症の特徴】

義歯装着者の義歯床下面に限定されます。

【治療】

就寝時には義歯を外すこと、食後の義歯清掃が重要です。

 

 

◎下唇の粘膜に痛みをともなう円形潰瘍があらわれた

 

 

アフタ性潰瘍

【症状】

粘膜疾患でもっとも多い症状で、円形または類円形の表面が灰白色で、周囲に赤いくまどりがあらわれる潰瘍です。強い接触痛をともないます。

【原因】

遺伝性、ウイルス性、精神的ストレス、月経周期との関連がいわれていますが、不明です。

【発症の特徴】

一般的に20歳代の女性に多く発症し、約1〜4ヶ月周期で繰り返す再発性(再発性アフタ)があります。

【治療】

1〜2週間で自然治癒しますが、ベーチェット病の症状とも似ているので、他部位の症状(外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状)の確認が必要です。

 

褥瘡性潰瘍

 【症状】

周囲に白斑をともなう有痛性潰瘍です。

【原因】

不適合な義歯の床縁やう歯、残根歯の突出部などによる慢性刺激で局所の循環障害が生じ発現します。

【発症の特徴】

最も多いのが過長な義歯床縁のくいこみです。

【治療】

原因となる刺激物を除去すれば治癒します。除去後も治療不良の場合は精密検査を受けましょう。

 

 

◎歯肉に腫瘤や腫脹を特徴とする症状があらわれた

 

 

エプーリス

【症状】

 エプーリスとは「歯肉の上にあるもの」という意味で、歯肉に生じた局限性の炎症性腫瘤です。大きさは小豆大からさまざまで、潰瘍、痛みはありません。

【原因】

不適合な補綴物による慢性刺激や、歯周炎などの慢性炎症の存在、女性ホルモンの関与などが考えられます。

【発症の特徴】

上顎前歯部の唇側歯間乳頭部に多く発現し、20〜40歳代の女性に多く見られます。

【治療】

局所麻酔下で切除します。

 

薬剤性歯肉増殖症

 【症状】

全顎にわたって、歯肉縁や歯間乳頭部の歯肉が増殖しています。色や硬さは正常の歯肉と変わりません。二次的な深い仮性ポケットが形成されるのでプラーク

が溜まりやすくなり炎症が生じます。

【原因】

服用している薬剤の副作用と考えられます。とくに、てんかん、高血圧症、狭心症などの薬剤の服用で高頻度に生じます。

【発症の特徴】

薬剤服用後2〜3週間で歯肉発赤が始まり、歯肉縁や歯間乳頭部が増殖してきます。

【治療】

可能なら使用薬剤の中止、減量、変更を行い、歯肉を切除します。

 

 

 

●口腔粘膜疾患Q&A

  

 Q1:口の中の同じ位置に繰り返し口内炎が発現するのですが?

 

  A1:おそらく再発性アフタだと思われます。発現する潰瘍の数や大きさで

    再発性アフタの病型も判断できますので、歯科医院でご相談ください。

 

 Q2:舌の表面に白っぽい境界があらわれます。自覚症状はないのですが、

    日によってフチの形や場所が変化します。これは病気でしょうか?

 

 A2:おそらく地図状舌とよばれるもので、病気ではありません。舌の表面が

    白色に縁どりされ、円形から類円形の淡赤色斑があらわれ、経過ととも

    に、それが癒合して地図状に見えます。また、日によって形態や位置が

    変化します。原因は不明ですが、遺伝的要因が指摘されています。

    10歳以下の小児や若い女性に多く見られますが、年齢とともに徐々に

    消失していきますので心配いりません。 

 

 Q3:全身に湿疹があらわれ、その後、口の中に口内炎が発現しました。

    診断には皮膚科か歯科のどちらに行ったらいいのでしょうか?

 

 A3:全身の症状が先ならば最初に皮膚科に行かれることをお勧めします。

    口の中の症状が良くならないようなら、歯科を紹介してもらいましょう。

 

 Q4:口が渇いてしょうがないのですが、日頃、自分で気をつけることは

    ありますか?

 

 A4:ドライマウスだと思います。ドライマウスの原因はさまざまですから、

   歯科医院でご相談されるのが一番ですが、生活上の注意事項としては

   口が渇いたらお茶や水を飲んでください。外出時も飲み物を携帯して

   ください。また、部屋の乾燥に注意して加湿器をご使用ください。

   口が渇くとむし歯や口内炎ができやすいので、つねに口の中は清潔に

   してください。

 

 Q5:口腔癌に進展することが多い口腔粘膜疾患を教えてください?

 

 A5:悪性黒色腫、紅斑症と呼ばれる口腔粘膜疾患は癌化する確率の高い

   症例です。この冊子で紹介している白板症も、前癌病変のひとつに位置

   づけられています。

   いずれにしても、どのような口腔内の変化も軽く考えずに歯科医院で

   相談されることが一番だと思います。毎日のブラッシングと同時に、

   ご自分の口の中も観察してください。

  

 

 



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